なぜかジャイアンツが爪楊枝を展開。注目の2016年球団グッズ (4ページ目)

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文・写真 text & photo by Hasegawa Shoichi

【中日ドラゴンズ】

 中日のグッズは、正直言って、いつもあまり触手が伸びない(笑)。ユニフォームやバッグ、応援グッズなど、アイテム自体に意外性のあるものもないし、デザインも旧態依然としたものばかり。ということで、中日のオンラインショップを利用することはほとんどない。

 各球団が多種多彩なアイテムを用意して、老若男女のわがままなニーズに寄り添うべく、懸命な商品開発を続けている中で、中日グッズ群は、依然として「昭和のアイテム」ばかりが並んでいる感は否めない。

 今年のラインナップで「コレ、いいかも?」と思ったのが、「荒木選手ショルダートートバッグ(4536円)」だった。荒木雅博選手の2000試合出場を記念した一連のグッズ群の中で、このトートだけがイラスト仕様で、「A LUCKY MAN」とコピーが添えられている。「中日らしからぬ」と言っては失礼だけれど、これまでにないアイテムとして大いに評価したい。2000本安打を達成したあかつきには、ぜひ、この「A LUCKY MAN」イラストをフル活用した商品ラインナップの登場を期待したい。

荒木=A LUCKY、いい意味でドラゴンズらしくないセンス荒木=A LUCKY、いい意味でドラゴンズらしくないセンス


【横浜DeNAベイスターズ】

 昨年から登場した「+B(プラス・ビー)」ブランドは、さまざまな一流ブランドとコラボすることで、上質のアイテムを提供し続けている。コテコテのいかにも「野球グッズです!」というものではなく、さり気ないデザインがタウンユースにもってこいだ。

 昨年も何度か利用したけど、今年、真っ先に「買いたい」と思ったのが、昨秋発売された、人気スタイリストとのコラボアイテム「梶雄太+B パーソンオックスフォードシャツ(8500円)」だ。袖口を折り返すとチラッと見える「+B」ロゴと、トニ・ブランコ風の黒人選手イラスト。実際に着用してみると、ビジネスシーンでも、プライベートシーンでも役に立ちそう。これは買ってよかった。

ふだん使いできる+Bの白シャツふだん使いできる+Bの白シャツディテールにもこだわりが!ディテールにもこだわりが!

「+B」ブランドは、上質でおしゃれで、コテコテ感もない。さらなる展開にも期待したいし、今後もまだまだお世話になることだろう。


(つづく)

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