2016.04.17

モノ好きたちが集結。「12球団ファンクラブサミット」が熱い!

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家[R])●文 text by Hasegawa Shoichi

全球団のFCに入会している5人のツワモノたち

 2004年の球界再編騒動のときに、「全球団のFCに入会しよう」と思い立ってから12年目に突入した。当初は、「こんなバカげたことを実行しているのは日本で、いや世界でオレ1人だけだろう」と思っていた。しかし、世の中には変わり者がいるものだ。やがて鈴木氏、高橋氏と知り合い、さらにネットで「12球団FC」と検索してみると、僕ら3名の他に少なくとも2名の「全球団FC会員」がこの世の中に存在することがわかった。

 ならば、僕らだけの決起集会、略称「FC会」を開催して、「親睦を深めつつ、今後のFC界向上のために寄与しようじゃないか」と考え、「まだ見ぬ2人」に恐る恐る連絡を取ってみた。すると、2人からはすぐに「ぜひ参加したい」と返事が届いた。そのうち1人は都内在住の男性で、もう1人は「私は大阪在住ですが、土日なら東京移動余裕です」とフットワークの軽いコメントが届く。ハンドルネームを使っているので本名はわからない。文面から察するに、「たぶん女性だろう」と思ったものの、「あなたは女性ですか?」と尋ねることははばかられたので、確認はできなかった(笑)。

 そして4月某日――。東京・神田の「リリーズ」にて、鈴木氏、高橋店長とともに「まだ見ぬ2人」の到着を待った。最初に現れたのは痩身の長身男性、勝田聡さんだった。着用しているのは東京ヤクルトスワローズの16年プラチナ会員特典のオリジナルスタジャン。僕を含めた3人が声をそろえる。

「おぉ、今年のヤクルト特典のスタジャンですね!」

 このとき、勝田氏は実にうれしそうな顔をした。早くも、同志ならではの連帯感が生まれた瞬間だった。さらに待っていると、おずおずと「あの……、こちらはFCの集まりでしょうか……」と尋ねる人が。やはり、女性だった(笑)。これで男4名、女1名。戦隊ヒーロー・FCレンジャーの誕生だ。ソフトバンクのビジターユニフォームを着用し、30代半ば(推定)の彼女がその場の全員に名刺を差し出す。そこにはYD@ちな鷹檻Deと書かれている。本名は名乗らず、あくまでもハンドルネームを貫くようだ。