2016.01.18

【12球団分析・巨人編】由伸新体制のカギを握る「内海哲也の復活」

  • 深海正●文 text by Fukami Tadashi
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 そのような状況で、高橋監督が投手陣のキーマンとして挙げる内海哲也の復活は欠かせない。昨季2勝からどれだけ勝ち星を上乗せできるかが、ペナントレースを戦ううえで大きなウエイトを占める。また、長いシーズンを戦い抜くためには、先発陣は数が多ければ多いほどいい。大竹寛に、若手組の小山雄輝、今村信貴らが、不振者や故障者が出たときにどこまで穴を埋める投球を見せられるか。

 リリーフ陣も、かつてのように盤石な態勢とは言えない。抑えの澤村拓一は健在だが、山口鉄也、スコット・マシソンは、昨季は好不調の波が大きかった。2012~14年のリーグ3連覇の立役者となった2人だが、もし、かつての安定感が戻らなければ、田原誠次や戸根千明、他の若手投手などが大抜てきされる可能性も出てくる。現状、先発か中継ぎか、ポジションが確定していない宮国椋丞や西村健太朗の配置にも影響してくるだろう。

 高橋監督は就任当時から選手に「個々のレベルアップ」を求めてきた。現状ではかつてのように、セ・リーグで抜けたチームとは言えなくなったが、各選手の秘めている力は確か。キャンプで新指揮官のもと、練習を創意工夫し、一から鍛え直していく。

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