2016.01.02

ラミレス監督が語る「DeNAの優勝プランと2番・梶谷に込める思い」

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva寺崎敦●協力 cooperation by Terasaki Atsushi
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

―― 積極的といえば秋季キャンプでは投手にもインコース攻めを徹底的に意識づけさせました。その意図を教えてください。

「僕自身の経験として考えてみても、いくら内角にボールが来ると分かっていても、やはりインコースは非常に難しかったんです。しかも、今のセ・リーグにはインサイド打ちがうまいバッターがいるわけではないですし、うちの先発陣はみんな145キロ以上投げられる。そういった投手が内角を使えるようになれば武器になる。確かに当ててしまい攻められなくなってしまうこともあります。ですが、野球はマインドゲームです。プロとはバッターに当ててしまっても、もう一回インサイドを攻め続けられるレベルにいかないと勝ちにはつながりません。彼らにはどんなことでも乗り越えていく精神的な強さを要求していきたいと思います」

―― 現役時代からラミレスさんは「このチームには才能のある選手が多い」と事あるごとに言ってきましたが、現状いまいち殻を破り切れない彼らが飛躍するためには、やはりメンタルの部分が大きいと考えられますか?

「はい。スーパースターになり得る選手は何人かいますが、まだひとりもスーパースターは生まれていません。一番は筒香(嘉智)です。日本でも4番を打ちましたが、彼はもっともっと大きなスケールのバッターになれます。そして、梶谷、山口。彼らのポテンシャルは素晴らしい。そしてクローザーの山崎康晃はスーパースターへの階段を登っているところですし、若いところでは関根。石川、荒波(翔)もまだまだやれるはずです。名前を挙げた選手もそうでない選手も、これまでの殻を破るために必要なことは、自分たちを信じることだと思っています。『自分たちは弱い』『また負けるんじゃないか』。これまでは、どこかで自分たちを信じ切れなかったと思うんです」