山本昌が語る「ラジコンとV12エンジンと肩甲骨」の奥深き世界 (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 小内慎司●写真 photo by Kouchi Shinji

山﨑 まあ一回乗ってみりゃあいいんですよ。

山本 どうやるの。オレ、右ハンドルしか乗ったことないんだけど......こう? 

山﨑 いや、それはこうやってやる人もいるし、こうやってやる人もいるし......。
(以降、レースについて延々と......)

山﨑 でも引退したからといって、好き勝手にはできないよね。奥さんの機嫌を見ながらやらなきゃならないでしょ。

山本 実は、子どもができてね。来年の3月が出産予定なんだけど、そういうこともあって、余計に趣味はやりづらくなった(笑)。

山﨑 おめでとうございます。すごいね。男冥利に尽きますよ、先輩(笑)。

山本 いやあ、ビックリするね。だってさ、その子が20歳の時、オレ70歳だよ。やばいよ。

山﨑 最高じゃないですか(笑)。

山本 でも、これでまたひと苦労できると思うと、なんだかうれしいんだよな。生き甲斐になるというか、幸せなことですよ。

山﨑 いいねえ。なんか楽しみがあるよね。まあでも、そうなると趣味は忙しさの合間を縫ってしかできないと思うから、大変だと思うけど。

山本 うん。やっぱり、車に乗りたいね。これまでもジャイが羨ましかった。「知り合いのクラブの仲間でツーリングに行ったよ」とか聞いても、ツーリングって必ず土日でしょ。絶対野球の試合があるから。いいなぁ。大人数で行ってみたいよな。いいなぁ。

山﨑 じゃあ、あの車売らないの?

山本 この前さ、海外のバイヤーが「○○円でどうか?」って話があったんだよね......。
(以下、延々と車の売却とパーツの話)

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