この世界で終わりたい。元ソフトバンク白根尚貴のトライアウト (5ページ目)

  • 菊地高弘●文&写真 text&photo by Kikuchi Takahiro

 4年間の停滞感を打ち破るために、そして「支配下登録」を勝ち取るために、自分で動き、そして決断した白根。まずはそのアグレッシブな行動が、大いなるアピールにつながった。

 もし、NPBの球団から声が掛からなかった場合、独立リーグなどでプレーする意思はないという。白根は「この世界(NPB)で終わる」と、はっきり口にした。

「最後の7打席目は、これが現役最後というつもりで打席に入りました」

 人事を尽くして天命を待つ。22歳のスラッガーに、次なる打席は用意されているのだろうか。

野球 の記事一覧>

5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る