ポストシーズンのファンサービスも、ソフトバンクがヤクルトに圧勝! (3ページ目)

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文・写真 text & photo Hasegawa Shoichi

 スタッフが楽しんで企画していることがよく伝わってくる。ヤフオクドームに足を踏み入れた瞬間、すでにテンションは上がった。質量ともに大満足のファンサービスだった。

 一方のヤクルトだが、日本シリーズ第3~5戦の試合前に球場外周でヤクルトを無料配布していた以外に、残念ながら目立った来場特典はなかった。必死の形相を浮かべて一人で何本ももらっている人もたくさんいて、カオス状態を招いただけだった。


<優勝記念グッズ>
 こちらも、ソフトバンクの圧勝だった。ソフトバンクは「リーグ優勝記念グッズ」「CS連覇記念グッズ」「日本一記念グッズ」と、次から次へと新作グッズを連発。事前に準備していなければ、ここまで迅速な対応はできないだろう。

 一方のヤクルトは「優勝グッズ」と大くくり。商品はすぐに品切れで、「入荷待ち」状態が続く。日本シリーズ直前の10月21日、それぞれの公式ホームページのオンラインショップから商品を購入してみた。この時点でソフトバンクは全93アイテム、ヤクルトは60アイテム。品ぞろえではソフトバンクの勝ち。相当数の注文が殺到しているのだろう、両球団ともなかなか商品が届かない。ソフトバンクの商品が届いたのが27日。シリーズ第3戦の試合前のことだった。一方のヤクルトは11月2日時点で音沙汰ナシ。待ち切れないので、仕方なく球場で直接買ってしまった(笑)。

 ところで、不思議だったのは「寄せ書き色紙」。両チームとも同じアイテムなのに、ソフトバンクは400円(FC会員割引で380円)、ヤクルトは540円なのだ。おそらく生産ロットの問題なのだろう。同じアイテムでも大量生産できれば、そのぶん安くなる。両チームのファン数を比較した場合、ソフトバンクファンの方が圧倒的に多いのは事実。ヤフオクドームではヤクルトファンがごくわずかだったけれど、神宮球場ではその割合が4:6と僅差だった。

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