「キング・オブ・ボブルヘッド」は日本ハム・大谷翔平に決定!? (3ページ目)

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文・写真 text & photo by Hasegawa Shoichi

【楽天】
 楽天はこれまでも年に数度、来場者特典として各選手のボブルヘッドプレゼントを行なっている。さらに、公式ショップでも2000円で販売しているので、多くの楽天ファンにとって、ボブルヘッドは身近なものになっていることだろう。

ボブルヘッドのラインナップが充実している楽天ボブルヘッドのラインナップが充実している楽天
細部より全体の雰囲気で「銀次」を表現細部より全体の雰囲気で「銀次」を表現 楽天のボブルヘッドで「おっ!」と思ったのは銀次。ひげやもみあげに特徴のあるペーニャはそこそこは似ていた。でも、銀次に関しては目立った特徴もないのに、パッと見て「あっ、銀次だ」とわかった。でも、則本に関しては、どこをどう見ても則本には見えず、「うーん」と首をひねってしまった。

 個人的に「これはいいな」と思ったのが岡島のボブルヘッド。外野フェンス手前でジャンプをしている場面をモチーフにしているのだけれど、ロッテのボブルヘッドのように躍動感があり、自分の部屋に置いた途端にグラウンドの雰囲気が再現されたような気がした。

 部屋のインテリアでありながら、ただの置物ではなくて、そこに野球の匂いを感じさせることができるかどうか? それもまた「いいボブルヘッド」の条件なのかもしれない。そう、「顔が似ているかどうか?」ということよりも、たとえ表情は似ていなくても、その選手ならではの雰囲気やオーラを思い起こさせることができるかどうか? そこが、ボブルヘッドに必要なことなのだと、今回初めて気がついた。

(つづく。次回シリーズでは「OB出演イベント」を徹底比較します)


12球団ファンクラブ評論家Ⓡ 長谷川晶一氏の記事一覧はこちら>

 

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る