西武・高橋光成「5連勝で満足している余裕はないです」 (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Kyodo News

―― 変化球は、スライダーとフォークを投げていますね。

高橋 はい。高校の時はカーブが一応ありましたけど、それ以外は変わっていないです。

―― 高校からプロに行った投手で、ボールの質感が微妙に違って、高校時代に投げていた変化球が投げられなくなったという話を聞いたことがあります。高橋投手はどうでしたか?

高橋 そんなことがあるんですか? 僕は……なんも感じなかったですね。鈍感なだけかもわからないですけど。でも、そんぐらいが、いいと思います、何事も(笑)。

―― 繊細すぎると、いろいろと気にしすぎてしまいますからね。

高橋 気にしたら、もう止まらないので……気にしません。あの、自分さっきお腹が鳴ったんです(長く沈黙した時のこと)。それを気にしちゃいました(笑)。

―― それで黙っていたんですか!

高橋 すいません(笑)。

―― 突然黙りこくったので、何事かと思いました。ところで、決め球のフォークは高校以前からずっと投げていたんですか?

高橋 フォーク的なやつは中学の頃からあったんですけど、軟式だったので感覚が違いました。高校に入ってからコーチに握りを教えていただいて、それから今まで変えていません。自分のなかでしっくりきているので。今はまだ、変えようとは思っていません。

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