なぜ優勝争いできているのか? 阪神ナインの本音に迫る! (2ページ目)

  • スポルティーバ●構成 text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

鶴岡一成

---- 今シーズンは藤浪晋太郎が急成長したが、具体的に何がよくなった。

「ストレートです。昨年はただ速いだけだったのですが、今年はベースの上での勢いが素晴らしい。ミットを突き破って、バックネットに突き刺さるイメージがあります」

---- エースの風格みたいなものは出てきた?

「ピンチになった時のギアの上げ方や、マウンドの立ち居振る舞いは、昨年と全然違います。貫禄が出てきたと思います。ただ、いい結果を残しても天狗になるようなことはないし、すごく研究熱心。これからさらに良くなっていくと思いますよ」

---- 今年はチーム防御率が良くないが、それでも首位争いをしている。マスクを被っていて、打たれている印象はある?

「やられる時はとことんやられていますが、それほど打たれているとは思っていません。接戦でやられる方が、ダメージは残ります。そういう意味で、今年は切り替えがうまくできていると思います」

---- 決起集会のようなことはしたの?

「8月終わりに、広島遠征の時にたまたまベテラン同士で食事をすることがあって、その時に『このタイミングの時に決起集会をしたらひとつになるんじゃないかな』という話をしたんです。それで9月頭の名古屋遠征の時にやりました。その時は結構盛り上がりましたよ」

---- チームのムードメーカーは?

「僕は今成亮太だと思っているのですが、アイツは僕だと言うんですよ。僕も今成もよそのチームから来た選手ですし、僕らが盛り上げていかないといけない思いはあります。おとなしくプレーしていても仕方ないじゃないですか。だったら、ベンチにいる時も盛り上げようと。そこは意識してやっています」

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