相性で見る、相手がここなら阪神30年ぶり日本一 (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Kyodo News

 では今年、もし阪神が日本シリーズに進出した場合、30年ぶりの日本一に最も可能性が高いチームとの対戦はどこなのか。過去3年間の交流戦での対戦をもとに、相性の良さを探ってみた。

■ソフトバンク
2013年 2勝2敗
2014年 2勝2敗
2015年 1勝2敗
3年間通算/5勝6敗

■日本ハム
2013年 3勝1敗
2014年 2勝2敗
2015年 3勝0敗
3年間通算/8勝3敗

■西武
2013年 3勝1敗
2014年 1勝3敗
2015年 1勝2敗
3年間通算/5勝6敗

■ロッテ
2013年 3勝0敗1分
2014年 2勝2敗
2015年 2勝1敗
3年間通算/7勝3敗1分

 交流戦が苦手なセ・リーグにあって、阪神はなかなか立派な成績を残している。近年の数字だけを見れば、日本ハムとの対戦が理想というところだろうか。さらに言えば、藤浪晋太郎と大谷翔平という若きエース同士の投げ合いも見たいし、その大谷には今年、甲子園で土をつけているなど、苦手意識はない。

 とはいえ現実を見れば、パ・リーグを独走したソフトバンクが大本命だろう。交流戦の成績をみればほぼ互角だが、日本シリーズは前身の南海、ダイエーを含め3連敗中。昨年も勢いだけでは通用しないことを痛感させられた相手だ。

 ということで阪神ファンはパ・リーグのCSで日本ハムを全力で応援すべきだが、まずはその前に、シーズン3位以内を確保し、CSを勝ち抜かなければならない。30年ぶりの日本一の壁は高く険しいのである。

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