今年も健在!? ロッテ「5年周期説」に選手たちの反応は? (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 これまでロッテ(前身の球団も含む)がリーグ優勝を果たしたのは、1950年、1960年、1970年、1974年、2005年の5回で、このうち末尾が「0」と「5」のシーズンは4度もある。ちなみに、シーズン3位から日本一になったのも2010年で末尾は「0」。

 さらに、1950年から昨年までの64シーズンで末尾に「0」と「5」のつくシーズンは13回あり、うち優勝を含めAクラス入りしたのは9回。この数字を見る限り、古くからロッテは末尾に「0」と「5」がつくシーズンに好成績を挙げており、その積み重ねが『5年周期説』というジンクスを生み出した……のではないだろうか。

 では、ロッテの選手やコーチたちは『5年周期説』についてどう思っているのだろうか。

「結果として、偶然そうなっただけなので……正直、何も気にしていません(笑)。ジンクスで勝てれば楽ですが、実際、野球をするのは僕たちですからね」(清田育宏)

「5年周期説は聞いたことがありますけど、気にしたことはないですね。大体、5年に1回の優勝じゃダメなんで(笑)。毎年、優勝を目指していますからね。今年のチームは、言い方は難しいのですが、飛び抜けた選手はいませんが、まとまった時に強い力を持っています。僕は1番打者として、何でもいいから出塁して、相手投手にプレッシャーを与え、得点に貢献していきたいです。それだけです」(荻野貴司)

「まったく気にしてないですね(笑)、シーズン中は、1試合1試合が大事なんで……。その結果がジンクスにつながっただけですから。やっぱり、毎年Aクラスに入ることが大事ですから」(福浦和也)

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