DeNAは「鬼門」の交流戦を乗り切ることができるのか?

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 そしてベイスターズOBで解説者の野村弘樹氏は「今年のベイスターズ打線なら期待が持てる」と言う。

「これまでは1カード2連戦の変則日程で、パ・リーグは日本を代表するエース級の投手を中心にローテーションを回すことができました。これまでのベイスターズ打線は、それらの投手たちに力負けしている部分はありましたが、昨年ぐらいから点を取れるようになってきました。今年は中軸がしっかりしていて、上位から下位まで切れ目がありません。エース級のピッチャーと対戦しても、得点は期待できると思います」

 ここでDeNAの交流戦の日程を見てみたい。

5月26~28日 オリックス戦(横浜スタジアム)
5月29~6月1日 ロッテ戦(QVCマリンフィールド)
6月2~4日 ソフトバンク戦(横浜スタジアム)
6月5~7日 西武戦(横浜スタジアム)
6月9~11日 楽天戦(コボスタ宮城)
6月12~14日 日本ハム戦(札幌ドーム)

 試合数は昨年の24試合から18試合に減少され、それに伴い1カード2試合制から3試合制に変更になった。

「3試合制になったことで、レギュラーシーズンと同じ感覚で戦えるのはありがたいです。ただ、試合数が減ったことで、対戦チームのローテーションに大きく影響される気がします。昨年は楽天の則本(昂大)に2回完封されたのですが、調子のいい投手との対戦があるのかどうか。他のチームにも言えることですが、そこは大きなポイントになってくると思います」(進藤コーチ)

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る