楽天・松井稼頭央「選手寿命を延ばすために外野手になった」

  • 大塚光二●インタビュアー interview by Otsuka Koji スポルティーバ●構成 text by Sportiva
  • 牛島寿人●写真 photo by Ushijima Hisato

 プロ22年目の今季、外野手として新たなスタートを切った楽天の松井稼頭央。外野手挑戦の理由とは何だったのだろうか。また、楽天は今季から大久保博元が監督として新たに指揮を執ることになった。これまで何人もの監督の下でやってきたベテランにとって、大久保監督が目指す野球はどのように映っているのだろうか。かつて西武時代にともにプレイした現解説者の大塚光二氏が直撃した。

4月24日の試合で日米通算450盗塁を決めた松井稼頭央4月24日の試合で日米通算450盗塁を決めた松井稼頭央

大塚 今年でプロ22年目、ここまで28試合に出場して打率.257、3本塁打、11打点、3盗塁(5月6日現在)。それと10月には40歳を迎えるけど、プレイスタイルは変わってきた?

松井 もちろん、全盛期に比べてスピードは多少落ちましたけど、それでも自分自身の中ではまだやれている感覚があります。普通に盗塁もできますし、プレイ自体はそれほど大きく変わっていないと思います。

大塚 調整法に関しては?

松井 ウエイトは上半身だけでなく下半身もやるようになりましたし、体力強化のためにランニングの量を増やしました。昔は練習をしなくても体力はあったのですが、この年齢になるとしっかり体を作らないといけません。特にキャンプ中は体を作ることを第一に考えてやっていましたね。

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