新外国人25名総チェック。「最強の助っ人候補はこの8人!」 (2ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

与田剛(元中日、ロッテなど。第2回と第3回WBC投手コーチ)

「ヤクルトのローガン・オンドルセクはキャンプ、オープン戦を見て、いいピッチャーだなという印象を持っていました。ただ、こんなに早く結果を出すとは思っていませんでした。コントロールや走者を背負ってからのクイックなど、これまで何人もの外国人投手が苦労してきたように、オンドルセクも日本の野球に慣れるまでしばらく時間がかかると思っていました。これは高津臣吾ピッチングコーチの存在も大きいと思います。彼はメジャー経験があるので、外国人選手の感覚を理解できている。それを踏まえた上で的確なアドバイスをしたのではないでしょうか。そのことで日本の野球にすんなり入り込めたんだと思います」

大塚光二(元西武。昨年まで日本ハム守備・走塁コーチ)

「中日のラウル・バルデス(投手/7試合、0勝3敗、防御率2.53)、リカルド・ナニータ(外野手/打率.347、0本塁打、8打点)のふたりはこれからが楽しみな外国人だと思います。バルデスは勝ち星こそ恵まれていませんが、投球内容は素晴らしいです。中4日で投げてもしっかり試合を作ってくれますし、こういう投手がローテーションにいてくれると、ベンチとしては本当にありがたい。テンポもいいですし、近いうちに勝ち星を上げるのは間違いないと思います。ナニータは長打力こそないですが、とにかくミートするのがうまい選手です。日本人投手の変化球にもしっかり対応していますし、率は残すでしょう。配球面で慣れてくれば、長打も期待できるのではないでしょうか」

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る