新外国人25名総チェック。「最強の助っ人候補はこの8人!」

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 プロ野球が開幕して1カ月が経ち、各チームの戦力も徐々にわかりはじめてきた。そんな中、チームの成績に大きく影響を与えるのが新外国人選手だ。昨年は阪神のマウロ・ゴメスと呉昇桓(オ・スンファン)の両新外国人が活躍し、チームは9年ぶりに日本シリーズ出場を果たした。そこで今シーズン来日した25人の新外国人のうち、日本で活躍しそうな選手は誰なのか? 7人の解説者に聞いた。
※選手の成績はすべて5月3日現在のもの

現在、セ・リーグ防御率トップの広島の新外国人、クリス・ジョンソン現在、セ・リーグ防御率トップの広島の新外国人、クリス・ジョンソン

野口寿浩(元ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜)

「ヤクルトは、特にリリーフが課題でしたので、ローガン・オンドルセク(投手/15試合、2勝0敗5ホールド、防御率2.51)の加入は大きいですね。204センチの長身で、どれだけすごいストレートを投げ込んでくるのかと思っていたら、実はカットボールが抜群に素晴らしい。そのギャップがここまでの成功の要因のひとつでしょうね。そのカットボールにしても、143キロぐらい出ている。ボールに角度があるし、もっとストレートの球速が上がってくれば、打ち崩すのはさらに難しくなるでしょう。何よりオンドルセクの加入は、抑えのトニー・バーネットにいい影響を与えました。今年のバーネットは、昨年までだったらイライラしていた場面でも冷静さを保っています。オンドルセクが8回をしっかり抑えているから、いいリズムでマウンドに上がれていますし、ブルペンに同じ言葉を話せる選手がいることも大きいと思います」

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