【プロ野球】英智×小田幸平が語る「ドラゴンズが強いワケ」

  • 石田雄太●構成 text by Ishida Yuta
  • 日刊スポーツ●写真 photo by Nikkan sports

小田 野球って、そういうのがすごく大事やん。どんちゃん騒ぎも大事だし、点数が入らない時に盛り上げるのも大切。そういうことでチームが勢いづくこともあるし、ベンチやロッカーの雰囲気って本当に大切だと思うよね。

英智 試合前のロッカーって、レギュラーの人は集中してダンマリになるけど、僕と幸平がアホなことをやりながら、みんながゲラゲラ笑って、『さあ、行こう』ということもあった。ああいうのはいいよね。

小田 ロッカーはふたりのオンステージやった。

英智 試合前って、会話じゃないけど会話みたいな、ああいう雰囲気がいいんだよな。真面目な話をしても堅くなるだけなんで。

小田 ひとりじゃ無理だから。ヒデが返してくれたり、ツッコんでくれたりするから盛り上がったし。ひとりでしゃべっていたら、アホでしょ。そう考えると、来シーズンは未知の世界やね。

英智 幸平の相手、誰かいないのかなぁ。

小田 いないね。遊び相手だったブランコもいなくなるし(笑)。アイツ、打てなかったら自分から頭出してくるんだよね。で、ポカンと頭叩いてやると、『ヒヒーッ』と笑いよる(笑)。まぁ、可能性を感じるのは野本(圭)くらいかな。でも、みんな自分のことで必死だからね。オレもいつハンカチを落とされるかわからないし。

英智 パクってるよ、それ。

小田 パクってるか。

英智 せめてバンダナにしておいて。引退試合でオレがランナーで走るから、幸平、刺すか?

小田 スタート遅らせろよ。お前、セーフになりそうやから(笑)。コーチに走られたら、どよめきが起こるわ。で、どうよ。コーチって。

英智 こっちの方が向いているかもしれないと思ったね。

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