2021.10.02

MVPは大谷翔平かゲレーロか。ブルージェイズ番記者3人が出した結論は?

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

Q3 ゲレーロが、プレーオフ争いの中で好成績を残していることは重要な要素になる?

マグラス 大谷は間違いなくエンゼルスのMVPだが、ゲレーロもブルージェイズのベストヒッターであり、プレーオフ進出を争うチームに大きな貢献を果たしてきた。大谷がこれほどの成績を残してさえいなければ、他のどのシーズンでもゲレーロこそがMVPに選ばれていただろう。今後、ブルージェイズが逆転でプレーオフ進出を果たし、ゲレーロがそれを牽引する働きをした場合には、一部の票がゲレーロに流れるとは思う。ただ、それでも最終的には大谷がMVPに選出されるはずだ。

ウォルスタット 大谷の成績がほとんど消化ゲームの中で叩き出されたのに対し、ゲレーロが大事な試合の中で活躍してきたことはもちろんプラス材料だ。ただ、大谷を凌駕するには至らない。大谷の打者としての貢献度がゲレーロの80~85%だったとしても、好投手であるという材料で上回る。

ニコルソン・スミス チームの成績も考慮されなければいけないとは思う。ただ、トラウトもチーム成績が振るわないシーズンの中で価値のある成績を残し、MVPに選ばれたことがある。かつてのバリー・ボンズに関しても同じだ。結局のところ、「もっとも価値がある(Most Valuable)」という言葉の定義次第になってくるのだろうが、私はやはりベストプレーヤーが報われるべきだと考える。大谷ほど、チームをさまざまな形で助けてきた選手は他にはいないのだから。

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