大谷翔平「二刀流」に懸念。
地元記者「投手と打者、どちらも平凡に」

  • 澤良憲●取材・文 text by Sawa Yoshinori
  • photo by Sankei Visual

 一方、フレッチャー記者は「2018年の活躍ぶりを見れば、大谷選手の才能は疑う余地がない。エンゼルスは"二刀流"を続けられる機会を彼に与えるべきです」と強く肯定するも、「投球中にまた故障をしてしまえば、投手としてのキャリアは終わるかもしれない」という懸念も示した。さらに、大谷が打者に専念すると仮定した場合に、どれほどの成績が求められるかにも言及した。

「最低でも打率.280、20本塁打は求められるでしょうね。期待度が高いぶん、1、2年目でそれくらいの成績を残せなければ、チームやファンは納得しないと思います」

 来季でメジャー4年目を迎える大谷にとって、2021年シーズンは正念場になる。さまざまな意見があるが、引き続き"二刀流"で出場することになったら、今季の評価や成績をすべて覆す活躍を見せてくれることをファンは願っているだろう。オフシーズン中、克服すべき課題に立ち向かう大谷への期待はさらに高まっていく。

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