ダルビッシュは三振を奪いまくって、今シーズン「鉄腕超え」なるか (3ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 ダルビッシュ投手は現在、日米通算2549奪三振をマーク。日本人投手の通算奪三振(日米通算を含む)ランキングを見ると、歴代10位の石井一久投手の2550奪三振にあと1個で並びます。今シーズンが無事に開幕すれば、石井投手を抜くのは間違いないでしょう。

 ちなみに歴代9位は、西鉄ライオンズで活躍した「鉄腕」稲尾和久投手の2574奪三振。あと25個で並ぶので、こちらも射程距離圏内です。

 今オフにミネソタ・ツインズに移籍した前田健太投手は、広島東洋カープ時代の97勝と、2016年にロサンゼルス・ドジャース移籍後の47勝を合わせて日米通算144勝をマーク。節目となる日米通算150勝まで、あと6勝です。

 レギュラーシーズンが60〜70試合程度だと、今季6勝を記録するのはかなり厳しいと思います。しかし、前田投手にとって日米通算150勝はあくまで通過点。以前から「日米通算200勝を成し遂げたい」と明言しています。

 日米通算200勝を達成しているのは、黒田投手(203勝)と野茂投手(201勝)のふたりだけ。選手として脂の乗っている時期に短縮シーズンで登板機会が減るのは残念ですが、超一流投手にとって最終ゴールのひとつである200勝をぜひとも達成してほしいです。

3 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る