筒香嘉智のライバルは「アジアの大砲」。田中将大との対決にも期待 (4ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 ただ、左打者にとっては有利な面もありそうです。トロピカーナ・フィールドでは、左打者が引っ張る時速98マイル(約158キロ)以上で角度26〜30度の、いわゆる「バレルゾーン」の打球はホームランになりやすいというデータがあります。

 また、レイズの所属するア・リーグ東地区は左のパワーヒッターに適した地区とも言われます。なぜならば、レイズの本拠地を含めニューヨークのヤンキースタジアムなど5球場中4球場では、右打者より左打者のほうに多くホームランが出ているからです。

 新天地として、レイズは筒香選手にとって申し分ないと思います。生活する環境も、タンパベイという街は理想的ではないでしょうか。

 一年中温暖な気候に恵まれ、ヒスパニック系住民が多く住み、南国情緒たっぷりのトロピカルな空気に包まれています。筒香選手は2015年のオフに志願してドミニカ共和国のウインターリーグに参加していましたので、得意のスペイン語でチームメイトと交流もできるでしょう。

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