筒香嘉智のライバルは「アジアの大砲」。田中将大との対決にも期待 (3ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 2018年シーズン途中にミルウォーキー・ブルワーズからトレードでレイズに移籍すると、昨シーズンは127試合に出場して自己最多の19本塁打をマーク。さらにはプレーオフで4番打者として出場し、大舞台で韓国人史上ふたり目のホームランを放って一躍人気者になりました。

 身長は筒香選手と同じ185cmながら、体重は約15kg多い113kg。崔はアジアを代表する巨漢スラッガーです。筒香選手が加入してきたことで、当然ながら意識はしているでしょう。ポジションもレフトや一塁などで争うことになると思います。

 筒香選手の武器である長打力を、いかにしてチーム内でアピールできるか。ライバルに負けないためには、その点が一番気になることころです。本拠地トロピカーナ・フィールドはメジャー30球場中、唯一の密閉式ドーム球場で「ピッチャーズパーク(投手有利な球場)」と言われています。

 事実、昨年のレイズはア・リーグ1位のチーム防御率3.65を記録。チームの打撃成績を見ても、ホームの打率.249、99本塁打、366得点に対し、ロードは打率.258、118本塁打、403得点。一見すると、トロピカーナ・フィールドはバッター不利に思えます。

3 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る