大谷翔平「投手で4番」はあるか。登板日に打席に立つ可能性もある (4ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 オープン戦でも筒香選手の打順を固めることはなく、12試合で1番、2番、3番、5番、6番を試していました。また、本職のレフトに加えて三塁も守らせたり、さらには指名打者としても起用していました。それについて本人は「いろいろなところを打つと言われていた。打順は気にならない。(意識は)とくに変わらない」と語っています。

 今シーズンから選手登録枠が25人から26人にルール変更となり、さらに開幕の遅れによって一時的なロースター拡大(29人もしくは30人)も予想されます。そうなると、戦力を最大限に生かすために各チームは積極的にプラトーンシステムを採用していくでしょう。

 レイズがプラトーンシステムを採用すれば、相手が左投手の時には左打者の筒香選手をベンチに下げる可能性も出てきます。なぜならば、「左投手キラー」のホセ・マルティネスが今年1月にセントルイス・カージナルスから移籍してきたからです。

 また、筒香選手が守備につくポジションのライバルたちも侮れません。レフトには昨年サンディエゴ・パドレスで自己最多の33本塁打を放ったハンター・レンフロー、サードにはリードオフマンとして出塁率.396を残したヤンディ・ディアスがいます。

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