ダルビッシュや大谷翔平に求められる役割。日本人投手7人への期待は大 (5ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 2年連続の地区優勝、さらにはリーグ優勝や世界一を目指すツインズにとって、前田投手の能力は魅力的です。投球回数より多い奪三振を記録している制球力があり、広島時代から大きなケガもないので、シーズンを通して計算できます。

 また、ワールドシリーズに2度出場している経験値も大きいでしょう。ポストシーズンでワースト記録更新となる16連敗を喫しているツインズにとって、前田投手は頼れる存在です。

 ドジャースではシーズン終盤になると、先発からリリーフへと回されました。しかしツインズでは、今年初の開幕投手に指名されたホセ・ベリオス、ジェイク・オドリッジに次ぐ先発3番手として期待されています。前田投手の今季の役割は、休むことなく先発陣の一員としてフル回転することでしょう。

 シアトル・マリナーズの菊池雄星投手はメジャー1年目の昨年、ほぼシーズンを通して投げることができました。ただ、結果は32先発で6勝11敗・防御率5.46。悔しい結果に終わりました。

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