ダルビッシュや大谷翔平に求められる役割。日本人投手7人への期待は大 (3ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 百戦錬磨の実績を誇るレスターも、ダルビッシュ投手について「彼の能力に嫉妬する時もある」と称賛しています。ダルビッシュ投手が真のエースとして活躍すれば、カブスも3年ぶりに地区優勝を果たせるでしょう。

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手は、今年でメジャー7年目。2014年のヤンキース入団以来、6年連続でふたケタ勝利を挙げており、開幕投手はこれまで4度も務めてきました。

 しかし昨年12月、ヒューストン・アストロズからFAとなった剛腕ゲリット・コールが投手史上最高額の総額9年3億2400万ドル(約356億円)という超大型契約で移籍。新エースの加入によって、田中投手は先発3、4番手ぐらいに格下げとなりました。

 ところが、シアトル・マリナーズから移籍1年目の昨年に自己最多15勝を挙げた左腕ジェームズ・パクストンが腰の手術を受け、5〜6月頃まで戦線離脱することが決定。また、2018年に自己最多19勝を挙げて一躍エースにのし上がったルイス・セベリーノも右ひじのトミー・ジョン手術に踏み切り、今シーズン全休となったのです。

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