ダルビッシュや大谷翔平に求められる役割。
日本人投手7人への期待は大

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO


 それでもシーズン後半は13先発で防御率2.72と立て直し、142打者連続無四球を記録するなど制球力が劇的にアップ。前年の同時期に比べて「全然違う人かな」と本人も自信を取り戻したようで、オフには契約を破棄できる権利を行使せず、チーム残留を決めました。

 そしてカブス3年目となった今年、ダルビッシュ投手に求められるものは、左腕ジョン・レスターに代わるエースとしての役割です。

 メジャー通算190勝を誇り、ボストン・レッドソックス時代に2度の世界一に貢献したレスターがカブスに移籍したのは2015年。昨年まで3年連続、通算で8度も開幕投手を務めてきました。

 そんなレスターも現在36歳。どれほどのパフォーマンスを見せられるのか、今季は不透明という声もあります。一方、ダルビッシュ投手はキャンプから調子がよく、テキサス・レンジャーズ時代の2017年以来、2度目の開幕投手は決定的とまで報道されました。

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