田中将大はアストロズ戦で「悪夢のメッタ打ちKO」のリベンジなるか (5ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

 特に今シーズン、5月14日にアストロズと対戦したときは自身ワーストタイ記録の8失点を喫しました。ゲーム序盤で4本のホームランを食らい、わずか1イニング3分の2で降板するという失態を演じてしまったのです。

 その内容は散々でした。ジョージ・スプリンガーにいきなり先頭打者ホームランを打たれ、続く2番のジョシュ・レディックに2者連続ホームランを喫し、そして8番のアレックス・ブレグマンにトドメの満塁ホームラン。そして2回にもスプリンガーに2打席連続ホームランを打たれたのです。

 敵地ヒューストンで行なわれるシリーズ第1戦は、田中投手が先発すると発表されました。田中投手にとって、今回こそリベンジのチャンスです。悪夢の記憶を払拭し、自身初のワールドシリーズ進出を果たすことができるのでしょうか。

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プロフィール

  • 福島良一

    福島良一 (ふくしま・よしかず)

    1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima

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