グリエルも参戦。アストロズ青木宣親、ポジション争いのライバルは? (2ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by Getty Images

 このようにアストロズは青木選手を含め、多くの外野手を補強しました。おそらく今シーズンは新加入のレディックがライトに入り、昨シーズンまでライトを守っていたジョージ・スプリンガーがセンターに回ると思います。よって青木選手は、残されたレフトのポジションを争うことになるでしょう。

 打線も1番から4番は、ほぼ固定していると予想されます。1番はセンターのスプリンガー。2011年のドラフト1巡目・全体11位でアストロズ入りしたエリート選手で、昨シーズンは全試合に出場してチーム2位の29本塁打を放つなど、パワーとスピードを兼ね備えた売り出し中の27歳です。2番はサードのアレックス・ブレグマン。昨年7月にメジャーデビューした22歳のスター候補です。今年3月のWBCにもアメリカ代表として出場します。


 3番はセカンドのホセ・アルトゥーベ。昨シーズンはリーグ最多の216安打を放ち、2年ぶり2度目の首位打者にも輝きました。「小さな大打者」と称されるオールスター選手です。そして4番はショートのカルロス・コレア。昨シーズンは打率.274・20本塁打・96打点という好成績を残し、「A・ロッド2世」と呼ばれるプエルトリコ出身の22歳です。この4人は、ほぼ固定のメンバーと言えるでしょう。

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