「現役バリバリ」は本当か?新助っ人メジャーリーガーの現地での評判 (2ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

 とはいうものの、年齢的にはまだ働き盛り。勝負強いバッティングはアメリカでも定評がありました。選手層の厚いドジャースにおいて、2015年は代打中心ながら106試合に出場しています。ただ、守備に関してはあまり評価が高いとは言えません。キューバ時代はショートでしたが、ドジャースでセカンドに挑戦するも失格の烙印を押され、メジャーではレフトとサードを守っていました。

 中日には同じキューバ出身のダヤン・ビシエドがいます。同郷ならではの精神的な支えもあるので、相乗効果で日本でも自慢のパワーを発揮してくれるのではないでしょうか。

 次に紹介するのは、東京ヤクルトスワローズが獲得したロス・オーレンドルフ(34歳)です。右投げのピッチャーで、メジャー9年間で通算30勝をマークしています。彼はアイビーリーグのひとつ、名門プリンストン大学出身で、2004年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスからドラフト4巡目・全体116位で指名を受けてプロ入りしました。

 2007年にトレード先のニューヨーク・ヤンキースでデビューを果たし、2009年のピッツバーグ・パイレーツ時代は先発で11勝をマーク。ここ2年間はリリーフとして起用され、2016年はシンシナティ・レッズで一時期クローザーを務めるなど、メジャー通算209試合に登板した実績を持っています。

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