球団記録タイの14勝目。
前田健太は新人王レースでいま何番手?

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

 このように投打のルーキーの成績を見ると、シーガーが頭ひとつ抜けているのは間違いありません。ただ、新人王レースでシーガーに次ぐポジションにいるのは、前田投手だと思います。おそらく今シーズンは、ドジャースの選手が新人王レースの1位・2位を独占することになるでしょう。

 過去の歴史を振り返ると、ドジャースというチームからはメジャー30球団でもっとも多い16人もの新人王が輩出してきました。1992年から1996年にかけては、5年連続で受賞したこともあります。エリック・キャロス(1992年)、マイク・ピアッツァ(1993年)、ラウル・モンデシー(1994年)、野茂英雄(1995年)、トッド・ホランズワース(1996年)。しかしそれ以降、ドジャースは20年間でひとりも新人王を出していないのです。

 レジュラーシーズンも残り25試合ほど。シーガーが新人王の大本命なのは揺るぎませんが、前田投手の成績がナ・リーグの新人投手のなかでナンバー1であることは間違いありません。

※数字は9月5日現在

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