現役最年少&契約金11万円男。メジャーで大暴れの新人2人は何者? (4ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by Getty Images

 マザラは4月26日に21歳になったばかり。現在、メジャーで最年少のプレーヤーです。5月20日に復帰したチュ・シンスがふたたび故障者リスト入りし、元ア・リーグMVP(2010年)のジョシュ・ハミルトンも左ひざの手術で今シーズン絶望。マザラへの期待はますます高まっています。今後マザラがどんな活躍を見せてくれるのか、将来のスーパースター候補は必見です。

 そしてもうひとり、ア・リーグでニューカマーを挙げるならば、ヒューストン・アストロズのタイラー・ホワイトという25歳の一塁手を紹介したいと思います。4月5日、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が2年連続の開幕投手を務めた試合で、ホワイトは代打で出場してメジャーデビューを果たしました。

 そして、次の試合からスタメンに起用されると、予想外にヒットを量産し始めたのです。2安打、3安打、3安打と固め打ちを見せ、開幕週を終えた6試合で打率.556・3本塁打・9打点。いきなりア・リーグの週間MVPに輝きました。ア・リーグの新人野手が開幕週でこの賞に輝いたのは史上初の出来事。その後も球団新記録となる「デビュー15試合で5本塁打」など、まさに大車輪の活躍を見せました。

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