メジャーで絶好調、マエケンに襲いかかる5人の要注意バッター (5ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by AFLO

 ドジャースタアジアムは太平洋からの湿った空気によって打球が飛ばず、特に右バッターが打つレフト方向の打球は、風の影響もあって飛距離が伸びないと言われています。そんな環境のなか、右バッターのスタントンは475フィート(約144.8メートル)もの飛距離を叩き出したのです。ドジャースタジアムでこの飛距離は信じられない数字で、歴史的な特大ホームランと言えるでしょう。規格外のパワーを持つスタントンは、前田投手に「メジャーのすごさ」を体感させる相手だと思います。

 そして最後は、ア・リーグの選手を紹介しましょう。それは、ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウトです。同じロサンゼルスを本拠地とするライバル関係で、今年も5月16日から「フリーウェイシリーズ」と称される交流戦が行なわれます。ホームとアウェーでの4連戦なので、前田投手もこのシリーズで登板するのではないでしょうか。

 2012年のア・リーグ新人王に輝き、2014年にはア・リーグMVPも受賞したトラウトは、間違いなくメジャーを代表する若手スーパースターです。また、2014年〜2015年と2連連続でオールスターMVPに選出されるなど、「お祭り男」としても有名。昨年はリーグトップのOPS.991をマークしています。

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