メジャーで絶好調、マエケンに襲いかかる5人の要注意バッター (4ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by AFLO

 さらに驚くべきは、敵地ドジャースタジアムでの成績です。通算36試合に出場して打率.363・13本塁打・31打点で、昨シーズンにいたっては10試合で打率.450・5本塁打・8打点。なんとOPS1.388という驚異的な強さを発揮しています。ドジャースタジアムはメジャー有数の投手有利な球場で、ホームランが出づらいのが特徴です。そのスタジアムで昨年9月には4試合連続でホームランを放つなど、ゴールドシュミットはまさにメジャーナンバー1の「ドジャースキラー」と言えます。

 ドジャースタジアムで強烈なインパクトを残した選手といえば、マイアミ・マーリンズのジャンカルロ・スタントンも取り上げておくべきでしょう。2014年には37本塁打を放って初のタイトルに輝き、昨シーズンも6月に左手を骨折して残りシーズンを棒に振るまで、メジャートップの27本塁打・67打点を挙げていました。

「メジャーナンバー1の飛ばし屋」としてスタントンの名をさらに世に広めたのが、昨年5月12日に敵地ロサンゼルスで行なわれたドジャース戦です。スタントンはこの日、ドジャースタジアム史上4人目の場外ホームランを放ちました。ちなみに過去の3人は、ピッツバーグ・パイレーツ一筋で21年間プレーした殿堂入りのウィリー・スタージェル、野茂英雄投手の女房役として人気を博したメジャー通算427本塁打のマイク・ピアッツァ、そして本塁打王に4度輝いた「ビッグマック」ことマーク・マグワイアです。

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