MLB関係者も大注目。元DeNAのグリエルはいつデビューする? (3ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  時事通信社●写真 photo by Jiji photo

 まずは、ミネソタ・ツインズに移籍したパク・ビョンホ(朴炳鎬)。韓国プロ野球のネクセン・ヒーローズからポスティングシステムを行使し、4年総額1200万ドル(約13億5000万円)で契約しました。母国では4年連続で本塁打・打点の二冠王に輝き、史上初の2年連続・50本塁打をマークするなど、韓国史上屈指のパワーヒッターです。

 次は、ボルチモア・オリオールズに入団したキム・ヒョンス(金賢洙)。彼は斗山(トゥサン)ベアーズからFAとなって2年総額700万ドル(約7億8000万円)で契約しました。昨年のプレミア12では、韓国代表の3番バッターとして大谷翔平投手からヒットを打ち、大会MVPに輝いています。開幕はマイナーからのスタートとなり、契約問題でチームと揉めているというニュースも報じられましたが、韓国随一の好打者なだけに今後も注目したいです。

 そして、マリナーズとマイナー契約を交わしたイ・デホ(李大浩)。昨年までソフトバンクでプレーし、日本シリーズでMVPに輝いた韓国界の大砲です。オープン戦の活躍でメジャー契約を勝ち取り、早くもシアトルでは大きな期待を寄せられています。

 野茂英雄投手の活躍によって、続く日本人ピッチャーも次々と成功していきました。海を渡った韓国人バッターがどのくらいメジャーで成功するのか、今シーズンの彼らのプレーは見逃せません。

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