2015.10.27

ロイヤルズvs.メッツ。カギは「初回」と「終盤」の攻防にあり!

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by AFLO

 これまでのプレーオフ9試合で、メッツの先発投手陣が残した成績は6勝2敗・防御率2.65。そのなかでも一番の驚きは、54イニング3分の1を投げて合計69奪三振をマークしている点です。また、メッツの先発陣はコントロールがよく、9試合で与えたフォアボールは18個。そのうち4つが敬遠によるものなので、フォアボールの少なさも際立っています。この高い三振奪取率とコントロールの良さは、ロイヤルズにとって脅威に感じるのではないでしょうか。

 それに対し、ロイヤルズの打撃陣は確実性の高いミート中心のバッティングで、三振も非常に少ないのが特徴です。ロイヤルズは今回のプレーオフ計11試合でチーム打率.271と、素晴らしい数字を残しています。しかも合計99安打のうち、シングルヒットは66本。大振りせずに確実に塁に出ようとするチーム方針が、このデータにも顕著に表れていました。

 また、プレーオフ11試合での三振数は、合計で71個。1試合に換算すると平均約6.5個と、ずば抜けて良い数字をマークしています。ポストシーズンは各チームの豪腕投手が次々と登板してくるので、レギュラーシーズン以上にバッターの三振率は高くなります。どのチームも1試合平均10個以上になることが多いので、いかにこの数字が素晴らしいかがわかるでしょう。