ナ・リーグ激戦必至。ドジャース「最強2枚看板」に弱点はあるか? (6ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by AFLO

 今シーズンのカブスは打線も魅力的で、26歳のアンソニー・リゾは2年連続30本塁打を達成し、自身初の100打点もマーク。さらに、23歳のクリス・ブライアントもルーキーながら26本塁打・99打点を記録するなど、若いスラッガーが顔を揃えているのです。

 この若さあふれる勢いは、カブスのデータにも表れています。今シーズンはサヨナラ勝ちを13試合マークしており、これはメジャーでもっとも多い数字です。常勝軍団のカージナルス相手に、番狂わせを見せる可能性は十分にあります。

 はたして、ナ・リーグを制するのはどのチームか。いよいよ待望のディビジョンシリーズの開幕です。

プロフィール

  • 福島良一

    福島良一 (ふくしま・よしかず)

    1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima

6 / 6

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る