2015.01.13

【MLB】2015年は記録ラッシュ!歴史を塗り替える男たち

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by Getty Images

 そのA・ロッドと同じ39歳のデビッド・オルティス(ボストン・レッドソックス)も、今シーズン中に本塁打数で大台を突破するかもしれません。現在466本塁打なので、あと34本塁打でメジャー27人目の500本塁打達成となります。メジャー通算500本塁打は、「殿堂入りの切符」と言われているので、オルティスのプレイからも目が離せません。

 オルティスが500本塁打を達成すれば、彼の評価はさらに高まるでしょう。というのも、中南米出身で500本塁打を越えている選手の多くが、薬物問題で取り沙汰されたからです。609本塁打のサミー・ソーサ(1989年~2007年/シカゴ・カブスなど)、569本塁打のラファエル・パルメイロ(1986年~2005年/テキサス・レンジャーズなど)、555本塁打のマニー・ラミレス(1993年~2011年/レッドソックスなど)と、いずれも薬物使用疑惑でファンからの信頼を失っています。500本塁打を打っているクリーンなラテン系選手は、ロサンゼルス・エンゼルスのアルバート・プホルス(現在520本塁打)ぐらいではないでしょうか。

 オルティスは2012年、故障などの影響で23本塁打に終わったものの、2013年は30本塁打、そして2014年も35本塁打と、再びホームランを量産しています。いまだパワーは健在なので、500本塁打の大台は十分に射程距離だと思います。

 また、メジャーの歴史を塗り替える男といえば、イチロー選手の話を外すわけにはいきません。2015年シーズンは、メジャー通算3000本安打の話題で盛り上がることでしょう。現在2844安打なので、あと156安打で史上29人目の大台突破です。

 イチロー選手はメジャーデビューした2001年から10年連続200安打を達成したあと、2011年は184安打、2012年は178安打、2013年は136安打、そして2014年が102安打と、年々ヒット数を減らしています。今シーズン中に3000本安打を達成するためには、まずは再びレギュラーの座を掴むことが絶対条件でしょう。

 さらにイチロー選手は、1番もしくは2番バッターとして多くの打席に立つことも大事です。昨シーズンは359打数で102安打をマークしているので、同じ割合で計算すると、ざっと550打数が必要となります。シーズン550打数というのは、レギュラーとして上位打線を打たないとクリアできない数字だと思います。そのためにも、どのチームを新天地に選ぶのか、今オフの移籍は重要な要素となるでしょう。