2014.12.25

福島良一が選ぶ「2014年メジャーリーグ10大ニュース」

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu photo by AFLO

 ちなみに海外開幕戦を行なった残る1ヵ国(メキシコ、日本、オーストラリア以外)は、プエルトリコです。2001年にテキサス・レンジャーズ対トロント・ブルージェイズ戦がプエルトリコのサンファンで行なわれています。今回、オーストラリアという新たな地を開拓したように、今後はさらにアメリカ以外での開催をメジャーリーグ機構は推し進めて行くでしょう。今のところ2015年は予定がなく、2017年は第4回ワールド・ベースボール・クラシックがあるため、その年も海外開幕戦は厳しい。ただ、2016年は、「日本で開催する可能性がある」と言われています。

【第7位】 クレイトン・カーショウがサイ・ヤング賞とMVPをダブル受賞

 ロサンゼルス・ドジャースのエース、クレイトン・カーショウがサイ・ヤング賞とシーズンMVPに選ばれ、史上11人目のダブル受賞を果たしました。近年では2011年にデトロイト・タイガースのジャスティン・バーランダー(24勝5敗・防御率2.40)がダブル受賞しましたが、ナ・リーグでは1968年の当時セントルイス・カージナルスのエースだったボブ・ギブソン(22勝9敗・防御率1.12)以来、46年ぶりの快挙です。

 2014年シーズンのカーショウは、好投するのが当たり前なぐらい、まさに手のつけられない圧倒的な強さを誇っていました。21勝3敗・防御率1.77という成績を残し、最多勝(3年ぶり2度目)と、最優秀防御率(4年連続)のタイトルを獲得しています。奪三振数もトップと3個差だったので、投手三冠の可能性は十分にありました。

 カーショウが「現役最高の投手」のひとりであることは間違いありません。すでにアメリカでは、「メジャー最高の左腕投手」とも言われています。つまり、ドジャースの大先輩であるサンディー・コーファックス(1955年~1966年/投手三冠3回)と並び称される存在なのです。たしかに、サイ・ヤング賞の受賞回数(3回)はコーファックスに追いつきました。