2014.10.03

ドジャースとカージナルスが抱える「不安なデータ」とは?

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu photo by AFLO

 さらにドジャースには、有利なデータがあります。カージナルスはホームでリーグ1位タイの51勝(30敗)を挙げているのですが、逆にロードではあまり勝てておらず、39勝42敗と負け越しているのです(ドジャースはホーム=45勝36敗、ロード=49勝32敗)。ホームフィールドアドバンテージはドジャースが持っているので、この点からドジャースが有利ではないかと思います。

 劣勢を強いられそうなカージナルスにとって、ドジャース戦勝利のカギを握っているのは、エースのアダム・ウェインライト(20勝9敗・防御率2.38)ではないでしょうか。今年2度目の20勝に到達したウェインライトが素晴らしいピッチングをすれば、非常に面白い展開になると思います。おそらくディビジョンシリーズの第1戦と第5戦で、ドジャースのカーショウと投げ合うことになるでしょう。その2試合とも勝利することができれば、シリーズ制覇は目前。今年のオールスターゲームでカーショウを押しのけてナ・リーグの先発マウンドに立ち、常にライバル関係であるウェインライトの存在は要チェックです。

 また、カージナルスにも朗報と言えるデータがあるのです。それは、ドジャースが勝負強さに欠ける、というデータです。今年のレギュラーシーズンを見てみると、6回終了時点でリードされている試合のドジャースは、2勝54敗と圧倒的に負けているのです。さらに、8回終了時なら56戦全敗。また、延長戦も6勝12敗という成績でした。プレイオフの戦いは、ゲーム終盤まで接戦になるケースが多いと思います。よってカージナルスは、1点でもリードして終盤まで持ち込めば、非常に有利になるのではないでしょうか。

 ロードで弱いカージナルスと、リードを許したときの終盤のドジャース……。ともに不安なデータを抱えている両者の対決は見ものです。彼らは悪いデータを跳ね返すことができるのか否か、ぜひ楽しみにチェックしてみてください。

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