2013.02.13

【MLB】これがウワサの「全米ナンバー1ルーキー」だ!

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by Getty Images

1位 ジュリクソン・プロファー(19歳)
   [テキサス・レンジャーズ/内野手/右投げ・両打ち]

 そして栄えある1位に輝いたのは、テキサス・レンジャーズに所属するジュリクソン・プロファーという19歳の遊撃手です。彼の出身地は、オランダ領アンティルのキュラソーという人口17万5000人ほどの小さな島。楽天入りしたアンドリュー・ジョーンズと同じ出身地です。その島で野球に没頭したプロファーは、2004年、リトルリーグ世界選手権にキュラソー代表のピッチャーとして選ばれると、チームを世界一に導きました。また、2005年には日本代表とも対戦し、そのときは日本を6回無失点に抑えています。

 しかし2009年、レンジャーズは当時16歳のプロファーをピッチャーではなく、ショートとして契約しました。その起用は見事に的中し、プロファーはショートでもメキメキと頭角を現します。そして2012年9月には、19歳で早くもメジャー昇格。するとプロファーは、なんとデビュー戦で「球団史上初の初打席ホームラン」という離れ業を演じ、関係者を驚かせたのです。

 183センチと大柄ではないものの、プロ入り後にスイッチヒッターへと転向してからは、コンパクトなバッティングとパワーで「必見の若手有望株」と呼ばれるようになりました。また、バッティングもさることながら、彼のウリは中南米選手特有の華麗な守備です。戦力の厚いレンジャーズの中でも、それは大きな武器となるでしょう。

 現在、レンジャーズの内野陣は、セカンドに強打の1番打者イアン・キンスラー、ショートにベネズエラ出身のエルビス・アンドラス、そしてサードには4番の主砲エイドリアン・ベルトレと、すでに駒は揃っています。しかしプロファーの実力なら、守備にやや不安のあるキンスラーを他のポジションに追いやってセカンドに定着する可能性も十分にあるでしょう。まだ幼い雰囲気を残していますが、その実力はホンモノです。

 今回取り上げた5名は、必ず近いうちにメジャーで活躍する若手ばかり。スーパースターになる前に、今からチェックしておいて損はないと思います。今シーズン、誰が最初にブレイクするのか、キャンプから目が離せません。

※年齢は2月13日現在


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