ドラフト1位候補、離島の快腕、岩手の怪童...センバツで必見の逸材10人 (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki,Taguchi Yukihito,Kikuchi Takahiro

九州大会準優勝の立役者となった大島のエース・大野稼頭央九州大会準優勝の立役者となった大島のエース・大野稼頭央この記事に関連する写真を見る大野稼頭央(大島/3年/投手/175センチ・65キロ/左投左打)

奄美大島からセンバツ切符をつかみ取った離島のサウスポー。リズミカルな投球モーションで、マウンドでのシルエットは松井裕樹(楽天)と重なる。最速146キロの球速がクローズアップされるが、カーブ、スライダー、チェンジアップを駆使した緩急自在の投球センスこそ、この投手の真骨頂。味方の守備のミスにも動揺せず、淡々と次の打者を打ち取っていく。ボールに一段と球威がついてくれば、本人が目標とする高卒でのプロ入りが見えてくる。大島は大会5日目に強打の明秀学園日立と対戦する。

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