甲子園を沸かせた巨漢投手がついに本格化。195センチからの速球で大学球界の精鋭たちを圧倒 (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

 残すところ大学生活はあと2年。これからどんな投手を目指していきたいかと聞くと、赤塚は少し考えてからこう答えた。

「リーグ戦では大事な場面で勝ちきれなかったんですけど、これからは勝ちきれる投手になりたいです。日本の高いレベルでエースを目指して、頑張っていきます」

 今秋の中部学院大との優勝決定戦に登板した赤塚は、リードを守りきれずに降板。チームは敗れ、優勝を逃している。

 まずはチームを優勝に導く投手になる。

 その段階を赤塚が超えた時、大学日本代表の座、そして稀代のロマン枠右腕の開花の瞬間はさらに近づくはずだ。

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