夏の甲子園でプロ注目の12人をスカウトが分析。ドラ1候補になれる選手は?

  • 田尻賢誉●文 text by Tajiri Masataka
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

西日本短大付戦で4安打完封勝利を挙げた二松学舎大付の秋山正雲西日本短大付戦で4安打完封勝利を挙げた二松学舎大付の秋山正雲この記事に関連する写真を見る秋山正雲(二松学舎大付/投手/170センチ・75キロ/左投左打)

「上半身に無駄な力が入らず、下半身主導で投げられる理想的なフォームです。体が開かずに右打者のインコースに投げられるから、140キロでも詰まらせることができる。打者に向かっていく姿勢もすばらしく、メンタルの強さを感じます。プロでやっていけるだけの資質は十分に備わっています」(セ・リーグスカウトC氏)

「左でこれだけコントロールのいいピッチャーはそういません。春に見た時は変化球に課題があり、正直、育成での指名かなという感じでしたが、この夏は120キロ台のカットボールをうまく使って、ストレートの強さも増していた。評価は一気に上がりました。170センチの身長を心配する声もありますが、気持ちの強い選手なのでそこはカバーできると思います」(パ・リーグスカウトD氏)

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