超高校級右腕3人、高校通算70本塁打の強打者...夏の甲子園地方大会で散った20人の逸材 (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

 川上は鋭いスローイングを武器に、今春センバツではエース左腕・毛利海大を巧みにリードしてベスト8進出に貢献。今夏は準々決勝で筑陽学園に0対3と完封され、甲子園への道が閉ざされた。

 味谷は関東ナンバーワンの強肩を売りにする捕手で、打撃力が向上して今年に入って台頭してきた。速球派右腕3人を擁して迎えた今夏は、5回戦で山村学園に5対6でサヨナラ負けに終わった。

 今夏はあえなく敗れたとはいえ、彼らの野球人生はこれで終わりではない。むしろ、これから本格的に花開くはずの素材ばかりだ。今回紹介した20選手は、今夏の敗戦をどのような糧とするのか。その前途には、輝かしい未来が待っている。

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