ドラフトの主役になれるか。創価大左腕はあのパ・リーグ新人王を超える逸材だ (3ページ目)

  • 菊地高弘●文・写真 text & photo by Kikuchi Takahiro

 その上で、佐藤コーチは鈴木にこんな注文をつけた。

「八木は大学4年生になってブレークしましたが、鈴木は3年の時点で台頭しています。ここから4年生になって上積みをつくるのは大変ですが、期待したいですね。去年はあった鈴木の本当にいいボールを、今年はまだブルペンを含めて1球も見ていません。まだまだ、これからですね」

 ドラフトイヤーは始まったばかり。佐藤コーチの語る「本当にいいボール」が戻れば、精度が向上した変化球がより生きるのは間違いない。

 秋に向けてさらに進化した姿を見せられれば、この左腕は2021年ドラフトの主役に躍り出る可能性すら秘めている。

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