2021.03.30

センバツでスカウトが注目した12投手。大会ナンバーワンと評されたのは?

  • 田尻賢誉●文 text by Tajiri Masataka
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

初戦の県岐阜商戦で4安打完封勝利を挙げた市和歌山の小園健太初戦の県岐阜商戦で4安打完封勝利を挙げた市和歌山の小園健太 小園健太(市和歌山/184センチ・89キロ/右投右打)

「現段階では高校生ナンバーワンの完成度。ドラフト1位候補です。カットボール、ツーシームなどの変化球の精度に加えて、打者を見ながら投げることができている。初戦の県岐阜商戦では、相手がスライダーに合わないと見抜き、途中からスライダーを多投して抑えた。教えられない感覚を持っている。変化球が多すぎるという意見もあるみたいだけど、それは智弁和歌山というライバルが県内にいるから。智弁和歌山打線はストレートを打ちますからね」(パ・リーグスカウトA氏)

「ダイナミックさや圧倒するものはないけど、バランスがいいし、無駄がなく、ゲームをつくれる。『点をやらなければいいんでしょ』というピッチングができる。初戦(県岐阜商)で完封しましたが、まだ余力がある感じがしました。昨年秋の時点では『変化球はいいけど、真っすぐはもうひとつ』という評価だったけど、ストレートに強さが出ていました。現時点で1位確定とは言えないけど、24人(2位以内)には入ってくるでしょう。カウント3−0からツーシームを投げる高校生はなかなかいないですから。欠点らしい欠点がない投手ですね」(セ・リーグスカウトD氏)