高校野球芸人が見たコロナ禍の甲子園。
テレビ観戦が役立った「いい話」

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki、Sankei Visual

いけだ 本当ですね。僕は高校野球への期待は、イコール今の社会状況への期待になると思っています。コロナ禍が早く収まって、当たり前のように野球が見られることが理想ですけど、現実には感染者の数もなかなか減らないわけで。でも、なんとか希望を絶やさないためにも、この状況下で高校野球が開催できる最低限のラインを探していってもらいたいと思います。

かみじょう 俺たちファンはテレビ観戦でいいから、とにかく選手には試合をさせてやりたいな。大会ができるんやったら、それ以上は望みません。もちろん生観戦したいのが本音やけど、俺たちはいつも二人で行く公園で振り返りができればそれでいいよな?

いけだ あの公園ですね。いつもサッカー少年しかいないのが気になりますけど(笑)。

かみじょう 缶ビール1本持って、高校野球の話ができればそれでいい。

いけだ はい。まずは3月のセンバツが予定どおり開催されることを祈ります!

後編/2021年センバツの見どころへつづく

  かみじょうたけし
1977年、兵庫県淡路島出身。松竹芸能所属のピン芸人として舞台・テレビで活躍。板東英二のモノマネなどレパートリーは多数。著書に『甲子園マル笑伝説!』がある。
公式You Tubeチャンネル「かみじょうたけしの高校野球物語」はこちら>>
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  いけだてつや
1982年、熊本県出身。人力舎所属のピン芸人。『アメトーーク!』の「高校野球大好き芸人」に出演するなど、無類の高校野球好きとして有名。ボードゲーム、燻製料理にも造詣が深い。
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