山本昌がドラフト1位指名投手9人など、来季の新人19選手を診断【2020人気記事】 (2ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

1年夏から甲子園のマウンドに立つなど経験豊富な明石商・中森俊介1年夏から甲子園のマウンドに立つなど経験豊富な明石商・中森俊介中森俊介(明石商/181センチ・79キロ/右投左打)→ロッテドラフト2位

彼も進学かプロか進路を迷っているそうですが、下級生の頃からいいピッチャーだなと気にして見ていました。非常にまとまりがあって、コントロールがつきやすそうなフォームをしています。私はピッチャーが投球する際に使う空間の幅のことを「ライン」と表現しますが、中森くんはラインが真っすぐにストライクゾーンに向いています。たとえプロの狭いストライクゾーンでも、コントロールには苦労しないでしょう。ダルビッシュ有投手(パドレス)や田中将大投手(ヤンキース)のようにピッチングに強弱をつけられるのもポイントです。今後はもっと体重移動がスムーズになって、捕手に近い位置でリリースできるようになれば面白いですね。より伸びのある球が投げられるようになるでしょう。

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