九州に今永昇太を彷彿とさせる左腕。
早くも来季ドラフト上位候補と評判

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Kikuchi Takahiro

 同期には隅田と同じくプロ志望の右腕・下山泰輝(たいき)もいる。下から上へと浮き上がって見える130キロ台のストレートと、シュート系の変化球を武器にするアンダースローだ。

 隅田、下山の二枚看板を擁する投手陣に下級生時から経験を積む野手陣が爆発すれば、日本文理大の牙城を崩せるはず。西日本工業大の選手たちはそう信じている。

 2020年の大学野球界は、残念ながら春秋ともに全国大会が失われた年だった。だが、早くも2021年の神宮球場を目指して、厳しい日々の鍛錬に向き合う選手たちがいる。

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