2020.07.20

富山は「高岡勢」優位。県下ナンバーワン右腕ら有望株がグイグイ成長

  • 沢井史●文 text by Sawai Fumi
  • photo by Kyodo News

 佐伯と共に注目の右腕・田中誠央(まお)も180センチ80キロの恵まれた体格の本格派で、力のあるストレートを投げ込む。「3番手投手」として登板の可能性がある中家諒は、チームの4番。高校通算20本を超える右のスラッガーで、2年生の強打者・清水琉世(りゅうせい)らと一緒に強力打線のポイントゲッターを担う。中家は、入学直後マウンドに立つことも多かった選手で、村本忠秀監督は投手起用の可能性も匂わせている。


 砺波(となみ)工は、エース右腕・黒田俊希が楽しみな存在。高岡第一の佐伯並みの大型投手で、ゆったりとしたフォームから繰り出されるストレートは威力抜群だ。

 氷見の山田晴輝(はるき)も同じく右の本格派。高岡商のエースとして甲子園に出場した兄・龍聖(現・JR東日本)に負けない潜在能力の高さを見せる。

 桜井の左腕・野村弥玄(やすはる)はキレのある変化球が武器で、伸びしろ十分。富山国際大付は強気な攻めのピッチングが身上の右腕・東聖也と、パンチ力のある右の強打捕手・奥宣孝のバッテリーに注目だ。

 県大会上位進出の常連である富山第一の村優作は、鋭いスイングで柵越えを連発する左の強打者。遠くへ飛ばす能力は高校生離れしている。魚津工の寺井武蔵はシャープな振りから長打を量産。肩の強さを生かした守備範囲の広さに定評があり、攻守のバランスがいい。富山商は2年生左腕・岩城颯空の快投で古豪の巻き返しに期待したい。